e-Sportsはオリンピックに不要とIOC会長が発言
オリンピックにe-Sportsが追加される見込みはほぼ消滅
国際オリンピック委員会(IOC)の会長が、e-Sportsがオリンピック競技として追加される見込みがほとんどないことを明確にした。
IOCの会長がアジア競技大会2018の期間中にAssociated Pressに語った内容によると(参考リンク)、どうやらe-Sportsが暴力や差別を助長する競技として、オリンピックの価値観に矛盾すると認識されていることが原因となっているようだ。
残念な気持ちはあるが、今後の展開に期待
元々IOCの会長は一年前からこのスタンスを続けており(参考リンク)、今回はそれが明確にされてしまった形となった。
実際、現在のe-Sports競技は「Dota 2」や「Counter-Strike GO」、「Fortnite」など多くのゲームはプレイヤーを殺す、あるいは撃破することを目標としているものが多い。
そのため、このような発言が生まれるのは無理のない事ではあるが、「FIFA」や「Rocket League」といった、非暴力系や現実のスポーツのデジタル版とも言うべきタイトルの競技も増えている。
そういった決して敵を殺すことが目的ではないゲームの世界大会も増えてきているので、オリンピック競技に追加されるという望みはほぼ消滅したものの、e-Sports自体の今後の展開には期待していきたい所だ。