アンリアルエンジンマーケットプレイスの収益分配率の見直し
クリエーターに好影響
エピック ゲームズは、アンリアル エンジン マーケットプレイスに大規模な変革が行われることを発表しました。マーケットプレイスに出品しているクリエーターは、製品売上の 88% を受け取ることになり、旧来のデジタルストアで一般的な 70:30 による分配よりも有利になります。
概要
アンリアル エンジン マーケットプレイスは、アンリアル エンジンのコミュニティを顧客にしたストアです。ゲームのデベロッパーはこのマーケットプレイスで、3D モデラーやデジタル アーティスト、サウンド デザイナー、プログラマー、アニメーターによって制作されたデジタルコンテンツを購入して、自身のプロジェクトでそれらのアセットを使用することができます。UE4 によるゲームには数多くの成功事例がありますが、『ARK: Survival Evolved』や『PlayerUnknown’s Battlegrounds』のといったゲームの開発でも、このようなマーケットプレイスのコンテンツが利用されています。
既存(過去含む)の販売にも適用
この新たに実施される 88% (デベロッパー) : 12% (ストア) という収益分配方式は、過去、現在、将来におけるすべてのアンリアル エンジン マーケットプレイスでの販売に適用されます。エピックは、将来の売り上げに対してこの新方針を実施するだけではなく、過去に遡りすべてのマーケットプレイスによる販売者に払い戻しを行います。具体的には、2014 年のマーケットプレイス発足時以降に行われた過去の全販売に対して、クリエーターに有利な 88% というレートを適用することになります。
フォートナイトの成功が大きかった
大規模なデジタルコマースを展開
「マーケットプレイスの発展と『フォートナイト』の成功の両方によって、エピックは膨大な量のデジタルコマースを展開できるようになりました。その結果得られたスケールメリットにより、アンリアル エンジン マーケットプレイスのコミュニティに蓄えを還元することが可能になりました。しかも、同時にエピックには健全な収益がもたらされています」Tim Sweeney (エピック ゲームズ創設者/CEO)