アカツキがeスポーツ団体を子会社に
eスポーツへの本格参入
ドラゴンボールドッカンバトルの運営や、テニスの王子様ライジングビートなどで知られる「アカツキ」がeスポーツに参戦。
しかも、なんとスペインの団体を“子会社化”しての参画、という異例の発表だ。
そもそも、LPE(League of Professional Esports)とは、実在するプロスポーツチームのみが参加できるeスポーツリーグであり、世界にその名を轟かす超有名サッカークラブチームらが名を連ねている。▼※1
競技タイトルは現時点では不明との事だが、プレシーズンマッチはオンラインで開催する事が決まっており、また有名サッカークラブが多く参画していることから、FIFAやPES(ウイイレ)といったサッカーゲームが選ばれる可能性は極めて高いと言えそうだ。
サッカー以外でも、MLBやNBA、クリケットチームの参画もありえるとのこと。
また、LPEはeスポーツのローカライズや地域のクラブに根ざしたeスポーツの発展を理念としており、だからこそプロクラブのみの参加としている。
(バルササポーターだから、eスポーツもバルサを応援しよう!といったイメージである)
この非常にグローバルなアカツキの挑戦、そしてビッグビジネスに注目したい。
プレスリリース原文
株式会社アカツキ(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:塩田元規、以下「アカツキ」)は、PROFESSIONAL ESPORTS LEAGUE, S.L.(本社:スペイン・カタルーニャ州、代表者:Xavier Cortes Tuvio、以下「PEL社」)の株式を取得し、子会社化したことをお知らせいたします。
PEL社はプロスポーツチームのeスポーツ部門が参加する、eスポーツリーグ『LPE』を設立・運営します。アカツキは今後、プロスポーツとゲームを融合させた『LPE』の運営をサポートするとともに、アジアにおける事業開発パートナーとして、eスポーツ市場のグローバルな成長を牽引してまいります。
■eスポーツリーグ『LPE』の設立
『LPE』はPEL社が設立した、プロスポーツチームのみが参加できるeスポーツリーグです。複数ゲームタイトルを採用した通年リーグで、リーグ戦やカップ戦を行います。FCバルセロナ(スペイン)、アヤックス(オランダ)、ガラタサライ(トルコ)、サントスFC(ブラジル)、レアル・ソシエダ(スペイン)、ビジャレアル(スペイン)他、世界各国のプロサッカーチームが『LPE』への参加を表明しています。さらに、サッカー以外の有力スポーツチームとの協議も進行中です。
なお、日本からは東京ヴェルディが参加予定です。■2018年秋プレシーズンマッチ開始
『LPE』は2018年秋からプレシーズンマッチを始め、2019年にファーストシーズン開幕を目指します。ファーストシーズンでは賞金総額最大50万ドルをかけ、世界中の伝統あるプロスポーツチームが、eスポーツで熱い戦いを繰り広げます。■『LPE』のビジョン・価値観
『LPE』は「多様性」「透明性」「プロフェッショナリズム」をバリューとし、スポーツマンシップに則ったeスポーツリーグを目指します。また、『LPE』は強い暴力表現を含むゲームタイトルは採用しないことで、ゲームをより健全でポジティブなものとして、選手とファンがゲーム本来の楽しさに熱狂できるリーグ運営を目指します。•多様性
ゲームは本来、国籍、性別、年齢、地域、運動能力による違いを超えて楽しめるものです。『LPE』は特定地域に限定しないグローバルなリーグとして運営し、チームへの女性の積極的参加を促進するなど、eスポーツ選手の平等と多様性を尊重します。•透明性
『LPE』はリーグ運営に際して独立した仲裁委員会を設置するなど、透明性の高い運営を行います。•プロフェッショナリズム
プロのアスリートは競技はもちろん、発言、立ち振る舞いなども社会に影響を与えます。『LPE』ではプロスポーツチームならではの伝統・育成システムをeスポーツに融合し、プロフェッショナルなeスポーツ選手の輩出も担います。2018年8月22日ドイツケルンで開催中の「gamescom 2018」記者発表資料より(英語字幕)
■eスポーツ分野における『LPE』の優位性
『LPE』はゲームとプロスポーツを融合することで、成長著しいeスポーツ市場において先進的なモデル構築を目指します。プロスポーツチームが持つプロチームがもつ栄養学、運動生理学、心理学などに基づいたアスリート養成の専門的なノウハウをeスポーツ選手の育成や強化に融合することで、eスポーツ選手はアスリートとして競技力を高め、より健全にゲームに熱中することができます。また、伝統的なプロスポーツ業界に対しては、ゲームのテクノロジーや新たなエンターテインメントとの接触機会を提供することで、ファン層の拡大が期待できます。■アカツキが目指すこと
アカツキは、ゲームとプロスポーツを融合させたeスポーツに参入することで、リアルな世界においても、ゲームをエンターテインメント化し、多くの人々に感動とつながりを届けたいと考えています。アカツキは今回、PEL社の65%の株式を3百万 EURで取得し子会社化しました。今後、プロスポーツとゲームを融合させた『LPE』の運営をサポートするとともに、アジアにおける事業開発パートナーとして、eスポーツ市場のグローバルな成長を牽引してまいります。■PEL社 会社概要
URL https://lpesports.com/ 会社名 PROFESSIONAL ESPORTS LEAGUE, S.L. 設立 2018年3月5日 資本金 3,129 EUR 代表者 CEO Xavier Cortes Tuvio 所在地 Terrassa(Barcelona),08225,Carretera BV-1274,Km1, Edificio A(Parc Audiovisual de Catalunya),oficinaN11. 事業内容 eスポーツリーグの運営 PEL社のCEOであるXavier Cortes Tuvio氏は9月に来日し、2018年9月7日から17日に開催する複合カンファレンスイベント「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2018」のトークセッション「DIVE DIVERSITY SESSION」に登壇します。
「eスポーツの本質」をテーマに、海外動向をよく知るXavier氏の視点で、eスポーツの現在と未来を語ります。
日時:2018/9/17(月・祝) 15:50〜16:40
場所:EDGEof
詳細はこちらをご確認ください。
https://www.social-innovation.jp/events/event/e-sports-no-honshitsu■ 株式会社アカツキ 会社概要
アカツキは、心が求める活動がみんなの幸せの原動力となる世界「A Heart Driven World.」をビジョンとしています。モバイルゲーム事業、リアルな体験を届けるライブエクスペリエンス事業を柱として、心が踊り、感動とつながりをもたらすエンターテインメントをグローバルに展開しています。私たち自身がワクワクしながら作ったものが誰かの心を動かし、一人ひとりの人生を豊かに色づけていくと信じて、これからも世界をカラフルに照らしてまいります。
URL https://aktsk.jp/ 設立 2010年6月 資本金 27億34百万円(2018年6月末時点) 代表者 代表取締役CEO 塩田元規 所在地 東京都品川区上大崎2-13-30 oak meguro 8階 事業内容 モバイルゲーム事業、ライブエクスペリエンス事業 出典:プレスリリース
※1.FCバルセロナ、アヤックス、ガラタサライ、サントスFC、レアルソシエダ、ビジャレアル、東京ヴェルディ