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バーチャルYouTuber「アズマリム」さんとは?
出典:Twitter
今回紹介する「アズマリム(アズリム)」さんは、サイバーエージェントの子会社である「CyberZ」の、100%子会社である「CyberV」が活動支援をしているバーチャルYouTuber(VTuber)だ。
関連記事→『バーチャルYouTuberとは?とりあえず抑えておきたいVtuberも紹介!』
視聴者の事を「センパイ」と慕っている女子高生VTuberで、アズリムという愛称で数多くのファンから慕われている。
チャンネル登録者数は2019年1月18日時点で177,528人と非常に多く、この数字は6000人を超えると言われている全VTuberの中でも16番目に多い。
動画の内容はゲーム配信から企画ネタまで幅広く、歌ってみた動画もアップロードしており、どれも非常に高い人気をほこっている。
特にオリジナル曲である「人類みなセンパイ」は再生数が36万回を越えており、コラボを除いた動画の中で最も再生数が多くなっている。
歌詞にアズマリムさんらしさが溢れている素晴らしい曲となっているので、ぜひ一度ご覧になってみてほしい。
ときのそらさんとのコラボが話題に!
そんなアズマリムさんを一躍有名にしたのが、人気のVTuber「ときのそら」さんとコラボをしてバイオハザードをプレイした上記の動画だろう。
参考記事→『【VTuber】ときのそらとは?デビュー秘話、友人Aさんやあん肝についても解説!』
その時点でも既に数万を超えるチャンネル登録者をほこっていたのだが、コラボ配信後は一気にチャンネル登録者数を伸ばし、同月中には10万人を突破する事に成功している。
また、2018年に開催された『RAGE 2018 Summer』もアズマリムさんの人気が爆発した要因の一つだ。
同大会では極度の緊張により水を飲みすぎてしまい、試合中に尿意を催すなどのトラブルがあったものの順調に勝利を重ねたことで高い注目を集めた。
運営企業を告発した
センパイ。急にびっくりさせちゃうと思うんですけどごめんなさい。
アズリムは今、ママと一生懸命、センパイたちに喜んでもらえることをしたいって考えたり、一緒に楽しいことをしたいって気持ちでがんばってきました。
でも最近、こんさる?とか会社?の人がきて、どこかの学園に入れようとしたり、— アズマリム (@azuma_lim) 2018年11月7日
転生して性格を変えたことにしようとされていたり、アズリムが望まないことを無理矢理押し付けられることになりました。アズリムもよく分からなくて混乱してるけど、「あなたの気持ちなんてどうでもいい」と言われたり、センパイたちのことを数字やお金としかみていなくて、何も同意できることがなくて
— アズマリム (@azuma_lim) 2018年11月7日
すごく苦しいです。この先、アズリムがアズリムらしくいるにはどうしたらいいのかな。本当はこういうこと言いたくなくてずっと悩んでたんだ。けどごめんねセンパイ。。センパイ、助けて。。
— アズマリム (@azuma_lim) 2018年11月7日
そんな高い人気をほこっているアズマリムさんだが、実は過去には運営とちょっとした騒動があった。
それが上記の「外部のコンサルにより、転生した事にしてアズリムの中身が入れ替わる事になりそう」「コンサルはセンパイを数字やお金としか見ていない」というものだ。
美少女としてのガワだけなく、VTuberは中の人の魅力があってこそ成り立つものだ。
しかし、その事実を無視したいかにも企業が考えそうなとんでも発言が告発されたことで、ファンだけでなく他のVTuberも巻き込んだ騒動に発展した。
Vtuberは!!!キャラクターじゃない!!!生きてるの!!性格をかえられたり魂を移されたら、それは死なの!!!死なんだよ!!!コンテンツじゃないんだ、そこにたしかに生きてるんだ……!!!今日も朱宮キキちゃんがノルマを達成できずに、死を遂げました。もうこんな悲しいことは続かないで。
— Vtuber✨電波ちゃん📶🌈次回配信2月19日21時 (@denpachannel) 2018年11月7日
アズリム…
どうしちゃったのよ…
あたしもね、VTuberとして活動するために、嫌な事だって沢山してきた。
クソ動画の編集だって、本当はしたくないの。
道明寺を岩盤に叩きつけるのだって、本当は罪悪感で泣きながら編集してる…
あたし、あんたの気持ちわかるわよ。
— 織田信姫🍡FANBOX特典強化中 (@oda_nobuhime) 2018年11月8日
鬼畜の所業としか思えない。
今まで生きてきたアズリムちゃんはどうなるの?全否定?頭おかしいんか。どうか悲しい結果にならないように、アズリムちゃんが幸せになれる結果が訪れるように祈ります……大好きです。アズリムちゃん大好きです。
— 朝ノ瑠璃✪TUBEOUT SESSION!出演決定! (@asanoruri) 2018年11月7日
アズリムちゃんだいじょうぶ(`꒪☌⌂☌)?💦
— 小山内めい📛お仕事募集 (@osanai_mei) 2018年11月7日
非常に濃い動画をアップしている事で知られている戦国武将のVTuber「織田信姫」さんも、アズマリムさんの騒動に対して声を上げていた。
参考記事→『【Vtuber】織田信姫とは?犬山たまきとの絡みがてぇてぇ?Twitter反応まとめ!』
その結果、「アズマリムを救いたい」というワードでさらに波紋は広がり、VTuber配信サービスの「REALITY」を運営しているEiji / DJ RIOさんもツイートをする事態となった。
Vtuberとビジネスが話題になりつつある昨今なんで軽くコメントしておきます。
現在はハイプサイクルで言うところの幻滅期に入りつつあり、初期の熱狂に惹かれ参入したものの儲からないんじゃないのこれ、と現実が見えてくる時期。(続く— Eiji / DJ RIO (@eijiaraki) 2018年11月8日
続き)特に若いネットベンチャーほど早期参入と爆発的成長を目指す本能がDNAレベルで組み込まれているのでガッカリ感が大きく、見切りも早い。
ただIPを産んで育てるってそういう行動様式と合わないんですよ。ファンとの信頼と関係性を構築し、最初は小さくでも着実に長期で育てていくもの。(続く
— Eiji / DJ RIO (@eijiaraki) 2018年11月8日
続き)特にVtuberは「生きている」存在なので、本人にもファンに対しても長期視点で真摯に向き合わなければいけない。
なのでうちは安易にVtuberを増やさないし、一度始めた以上は長期でやると腹をくくってる。それに付き合ってくれる人たちとだけ一緒に仕事をしていこうと思います。
— Eiji / DJ RIO (@eijiaraki) 2018年11月8日
既に存在している作品の中で生み出されるキャラクターと異なり、VTuberはいわば「生きている」存在だ。
しかもこの騒動の当初はVTuberの知名度が上がってきたものの、まだ現在のようにVTuberがアニメ化されたりテレビ出演も積極的に行われているような状況ではなかった。
故に知名度もサブカル文化に詳しい者ならともかく、一般人にはまだまだ知れ渡っていない頃だった。
そんな彼女たちをIP(Intellectual Property:キャラクターやブランドなどの知的財産)として育てていくには、それ相応の長期的な視点が必要となるののは必然だろう。
この度はアズリムの発言がきっかけでたくさんのセンパイ方にご心配とご迷惑をお掛けして本当にごめんなさい。
長い間お待たせしてしまったのですが、ちゃんとアズリムからも説明をさせて頂きたいと思って動画をつくったので、見て頂けるとうれしいです。https://t.co/73PJUKiRnu pic.twitter.com/rj92sexijJ— アズマリム (@azuma_lim) 2018年11月12日
その後、騒動を受けてかアズマリムさんと運営の「CyberV」の間で話し合いが行われたようで、結果的に両者が納得する落とし所が見つかったようだった。
以下にCyberVが発表した発言を載せているのでご覧になってほしい。
2018.11.12 VTuberアズマ リムのTwitterでの発言につきまして
アズマ リムのTwitterアカウントより11月8日の1時~2時にツイートされた内容につきまして、アズマ リムを応援頂いているファンの皆様、協業他社様、関係者様、同業他社様にご心配、ご迷惑をお掛けいたしました事を深くお詫び申し上げます。株式会社CyberVは、2018年5月よりVTuberアズマ リムの活動支援を行っております。
本件に関しましては、今後の活動などの話し合いを行うなかで、本人の意向を尊重できていなかったことが原因と考え、深く反省しております。アズマ リム本人と話し合いを行い、これまで通りアズマ リムとして活動を継続することで互いに合意をいたしました。他組織への移動や転生は一切行われません。
以後、アズマ リム本人の意向を十分に尊重しながら、ファンの皆様により楽しんでいただけるよう努めてまいります。
改めて、一連の騒動を起こし、皆様にご心配とご迷惑をお掛けしましたことを心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。
出展:CyberV
最終的にはアズマリムさんの別グループへの移動や転生の話もなくなり、アズマリムさんはそのままの形で活動を続けることができるようになったようだ。
アズマリムさんが契約違反を犯したのではないか、運営に潰されるのではないかと心配している声も多数あったが、何事もなく終わったことで安心したファンはとても多かったようだ。
とりあえず円満解決っぽくて安心しました。
これからも、
僕等の大好きなアズリムちゃんのサポートお願いします。— 他力本願寺顕如 (ひとりdeできるもん! (@alf2079) 2018年11月12日
今回の件について誠意ある対応をして頂きありがとうございます。
アズマリムの意志を十分に尊重した上で、貴社に最大の利益をもたらす戦略を立案されますことを強く願っております。— 激辛🥕ジョジ民🥕 (@gekikara_age) 2018年11月12日
アズリムが、あの何事にも一生懸命な後輩が安心して活動できりゃ、それでいいんだ…
— 来人🐗 (@kazeyamaraito) 2018年11月12日
アズマリムさんのまとめ
今回はCyberVのVTuber、アズマリムさんについて紹介した。
運営との騒動などがあったが、とても魅力あふれるVTuberとなっているので、ぜひチャンネル登録をしてみてほしい。
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