出典:YouTube
今話題のバーチャルYouTuber(Vtuber)とは?
2017年から急速に話題になり始め、2019年に入った現在も様々なメディアやニュースで取り上げられている「バーチャルYouTuber(Vtuber)」とは、その名の通り実在するYouTuberに代わって、架空(バーチャル)のキャラクターを、LIVE2Dやモーションキャプチャーを用いた3Dモデルで配信を行う人物のことを指します。
最も代表的なのは、上記の動画にも登場している『世界初のバーチャルYouTuber』のキャッチコピーで有名な「キズナアイ」さんで、チャンネル登録者数はなんと250万人を突破しています。
この250万人という数字は、「HIKAKIN」さんといったバーチャルな存在じゃない日本の全YouTuberの中でもBEST30に入る数字となっているので、バーチャルYouTuberの知名度と人気を分かりやすく示す1つの指標と言えるでしょう。
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また、その総数は2019年4月時点で7,000人を越えており、個人でやっている方から企業でやっている方、さらには事務所に所属してアイドルグループのようにやっている方まで様々なスタイルのVtuberが存在しています。
2018年には「キズナアイ」さんのようにテレビで冠番組を持つVtuberも出てきており、2019年にはなんと「アニメ化」や「ドラマ化」までされているので、今後は益々その人気が加速していく事が期待されいます。
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バーチャルYouTuber(Vtuber)の人気の理由とは?
- リアルでなくバーチャル(二次元な存在)なので、リアルの汚さと無縁で純粋に楽しめる
- 有名絵師による魅力的な外見に加えて、いわゆる中の人が優れたキャラクター性を持っている
- SNSや動画サイトを中心にファンアートやMADが拡散された事による話題性
- Vtuberの多くが上記の二次創作を認め、むしろ積極的に本人が拡散す事による話題性
- 一般的なアイドルや有名YouTuberと違い、Twitterや動画内で触れ合えるので距離感が近い
┗Vtuberに自信を認識してもらいやすく、コアなファンが生まれやすい
こちらがバーチャルYouTuberが人気な主な理由と言われているものです。現実には陰鬱としたニュースや人間同士によるスキャンダルが溢れています。
しかしバーチャルな存在であるVtuberには、そういったリアル特有の汚さが存在しません。(たまに個人の発言による炎上とかはありますが)
そこにアニメのように可愛らしい二次元のモデルが組み合わさる事で、リアルの汚さに辟易として、アニメなどのバーチャルなコンテンツを求めていたオタク層を中心に人気が出ました。
現在はその知名度から一般人の間でもVtuberは認知されており、先日開催された「ニコニコ超会議2019」ではVtuberのブースが多数の来場者によって埋め尽くされていました。
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バーチャルYouTuber(Vtuber)が企業に注目されている理由とは?
前述した通り、Vtuberは今や個人だけでなく数多くの企業や事務所でもプロモーションされています。その主な理由が以下の3つです。
- 実在タレントよりもスキャンダルリスクが低いので企業で使いやすい
- 企画に合わせてプロジェクト単位で柔軟に動かすことができる
- 企業のプロモーションに最適化された造形やキャラクター性を付与できる
- 全く新しい市場による将来の収益性への期待
- 投銭による「にじさんじ」などの事務所の成功事例により
Vtuberは実在するタレントと違い、企業の方針に合わせた造形やキャラクター性を付与できるので、マネジメントをしていく上で無駄がありません。
また、一度人気が出れば余計なコストをかけることなくファンからの投銭(スーパーチャットやボイス販売、立ち絵の使い回しでグッズ販売)によって高い収益を得ることができます。
さらに動画という訴求力を活用したマーケティングも容易に出来るので、上記の動画のように「サントリー」や「ロート製薬」といった様々な大手企業が公式Vtuberをリリースしています。
ただ、一方で企業である以上利益を求めてVtuber事業に参入したものの、思うように利益を出せずに撤退してしまうというケースも最近は多いです。
Vtuberは建前上は中の人が存在しておらず、契約時に守秘契約等を結んでいるケースも多いため、撤退後に演者は「◯◯の中の人をやっていました」と公表することができません。
そのため、側の権利を持っている企業が撤退してしまえばそこには何も残らず、そのVtuberの側と中の人が好きだったファンだけが取り残される、といった状況が発生してしまうのが問題になっています。
バーチャルYouTuber(Vtuber)の可能性
Vtuber事業を成功させることで、企業としては下記の市場で展開していく事が可能です。
実際、現在は各企業でVtuber事業への積極的な投資が行われており、たとえば大手企業の『GREE』では40億円規模もの投資ファンドを立ち上げています。
また、『ディー・エヌ・エー』傘下の配信サービスの「SHOWROOM」では、お笑いやモデルといった配信カテゴリ以外にバーチャルという専門項目を作成しています。
過去にはSHOWROOMで『最強バーチャルタレントオーディション(通称バーチャル蠱毒)』という名前で、60名を超える中の人を競い合わせて最も人気のあった人を採用するというイベントを開催し、ネットで大きな話題を呼んでいました。
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また、サイバーエージェントも『CyberV』というVtuber事業に特化した子会社を設立しており、「アズマリム」といVtuberを中心に多数のメンバーをデビューさせています。
特に上記のアズマリムはCyberVのバーチャルYouTuberの中でも最も成功しており、チャンネル登録者数は18万人を突破しているほど人気です。
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とりあえず抑えておきたいバーチャルYouTuber(Vtuber)一覧
最もチャンネル登録者数の多いキズナアイ
Vtuberを知るならまず抑えておきたいのは、やはり世界初のバーチャルYouTuberであり日本で最も高い知名度をほこっている「キズナアイ」でしょう。
当時はVtuber自体の知名度がないせいで再生数が全く伸びず、おまけに参考にできる前例も存在しないVtuberというジャンルを、様々な試行錯誤と共に手探りで開拓していった界隈のレジェントとも言える存在です。
今でこそテレビやイベントやらで引っ張りだこになっている彼女ですが、当時は一向に伸びない再生数とチャンネル登録者数に相当悩んだようです。
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強烈なキャラクター性でNO.2の人気の輝夜月
キズナアイが作り上げたVtuberというジャンルの知名度を、一躍有名にしたのがこの輝夜月です。
上記の動画を見てもらえれば分かる通りあまりにも強烈なキャラクター性を持った彼女は、デビューをすると同時にTwitterや動画サイトで話題になりました。
それからしばらくは動画をアップする度にトレンドに入ったり、多数のファンアートが作成されるなどして、これまでVtuberに興味のなかった層を取り込む一つのきっかけになりました。
最近も日進の焼きそばUFOとのコラボCMを打ち出したり、単独ライブを開催するなどその人気は衰える気配がありません。
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初音ミクのデザイナーが手がけるミライアカリ
ミライアカリはネットで高い知名度をほこっている『ボーカロイド:初音ミク』のデザイナーである、KEI氏がデザインを手がけたVtuberです。
デビューした2017年10月にはキズナアイの人気が高まりつつあったのに加え、KEI氏のファンが視聴をした事で最初から一定の人気を獲得していました。
動画内容もベテランのYouTuberである「ペイレーン」氏が手がけているだけあって面白く、当時のVtuberとしては斬新だったお色気路線の動画などもあったので半年後には男性ファンを中心に大ブレイクをしていました。
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清楚(Vtuber)という単語を生み出した電脳少女シロ
電脳少女シロは企画動画やゲーム配信を中心にアップロードしているVtuberです。
当初から一定の人気がありましたが、そのゆるふわで可愛らしい外見に反して、ゲームでは殺戮を楽しんだりサイコパスな発言をする事から、『クレイジーサイコパス戦闘用AIシロイルカ』という名称が付けられブレイクしました。
また、清楚を自称していたものの、上記のような実際の清楚の意味とは程遠い振る舞いをしていたので、後の月ノ美兎やアイドル部のVtuberにも受け継がれる、清楚(Vtuber)の始祖とも言われています。
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優れた歌唱力を持つ田中ヒメ 鈴木ヒナ
『ヒメヒナ』の愛称で親しまれているVtuberで、その最大の特徴はいわゆる『歌ってみた』ジャンルの動画で絶大な人気を得ている点です。
たとえば『劣等上等』のカバーMVでは816万再生を、Vtuber初のTVアニメである『バーチャルさんはみている』のテーマソングである『ヒトガタ』のMVでは534万回もの再生数をほこっています。
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その要因は歌手も顔負けな圧倒的な歌唱力で、上記以外にも再生数7桁を突破している歌ってみた動画は多いです。
また、トークスキルも高く、歌ってみたではない雑談の生配信でも多数のユーザーを集めています。
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まるでアニメのような動画が人気のゲーム部
ゲーム部は配信開始日こそ2018年3月と遅いものの、まるでアニメのようなノリの動画と確立されたキャラクター性から、2019年現在でトップレベルに勢いのあるVtuberです。
その名前の通りゲームが大好きな部員4人による部活動をテーマとしており、他のVtuberと違って個別のチャンネルを持っていません。
一時は運営との騒動により活動停止が危惧されたものの、現在は和解して活動を継続していくことを発表しています。
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多数企業案件や企画案件を行っているヨメミ
ヨメミは「ミライアカリ」と同じく「ペイレーン(エイレーンファミリー)」が手がけているVtuberです。
その特徴はドッキリや実写の料理動画といった、Vtuberらしからぬ独特のコンテンツを持っている点です。
同チャンネルにて萌美という名前のVtuberも活動をしており、中には少し過激な企画動画もあったります。
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にじさんじの代表Vtuber月ノ美兎
月ノ美兎は60名以上のVtuberが所属している、最大手のバーチャル配信者グループの「にじさんじ」でも、最も多くのチャンネル登録者数と知名度をほこっているVtuberです。
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デビュー時は、黒髪ロングに清楚な学級委員長というキャラクター紹介から、誰もがおしとやかな少女を期待していました。
しかし、蓋を開けてみれば「生配信でムカデ人間について詳しく解説する」「実写BLゲームを配信した挙げ句、やばいシーンで慌てて自分のモデルを拡大して隠す」「洗濯機の上にMACを置いて配信する」「ゲームをクリアするために配信用のiPhoneを抜いて自分の姿を消す」など、清楚とは程遠い強烈なキャラクター性を発揮し、にじさんじだけでなくVtuberそのものの知名度を大きく向上させました。
今でも「水戸納豆」とのコラボを始めとした企業案件も多数抱えており、Vtuber事務所としては最大手のにじさんじの看板的な存在として活躍しています。
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バーチャルYouTuber(Vtuber)とはまとめ
今回は最近話題になっているバーチャルYouTuberについて、人気の理由や抑えておきたいVtuberなどを紹介しました。
男性ファンが多い市場なので基本的には萌系の美少女Vtuberが人気を獲得しやすい傾向にありますが、「剣持刀也」や「ばーちゃる」といった男性Vtuberでも多数のチャンネル登録者数を獲得している人が増えてきています。
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2019年に入ってからもメディアへの露出は増えているので、今年もVtuberから目が離せない一年になるでしょう。
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