コラム

プロゲーマーとは?日本における実態と定義

投稿日:2018-07-26 更新日:

eスポーツと密接な関係がある「プロゲーマー」とは? ゲーミングシーンにて活躍する「プロゲーマー」について、日本における実態を紐解く。

プロゲーマーとは

プロゲーマーの定義

プロフェッショナル+ゲーマー

プロゲーマーとは、主に「コンピューターゲーム」をプレイすることにより、報酬を受ける人物を指す。

報酬の受け方は人によって異なり、サラリーを貰って活動する者、渡航費やデバイス等の支援を受ける者、実力で賞金を勝ち取り生活する者と様々。

自身の活動を通して業界の発展に寄与する

プロとして活動する以上は、他のゲーマーの模範となるべき存在でなければなりません。そして、自分自身の活動(活躍)をもってeスポーツ業界の発展に尽くす必要があります。

自身もトッププレイヤーでありながら、株式会社忍ismの代表取締役を役を務めておられる百地祐輔氏(ももち)が自身のブログにてプロゲーマーの定義について語られています。

自分達は色々模索しながら活動をしています。その中の一つで私のパートナーである女性プロゲーマーのチョコの存在はプロゲーマーの定義を考える上で重要だと考えています。
チョコは世界ランキングで上位に名を連ねるようなプレイヤーではありません。彼女のやってきた役割は、格闘ゲーム以外のゲームタイトルでも広報活動をし、ゲームコミュニティ全体の活性化、メディア、イベント出演などを通してゲーム業界の外の世界への発信を行う広報的な活動が主です。自分はそれも現在のプロゲーマーの1つの形だと思っています。
試合に勝つ、結果として世界タイトルを獲る、賞金で食べて生活をする…ただただ強い存在こそがプロゲーマーなのではなく、自分たちの役割や生きている世界の可能性を広げようとする行動、それにより対価を頂き生活をすることも立派なプロゲーマーなのではないでしょうか。

出典:忍ism:日本国内におけるプロゲーマーのライセンス制度についてより抜粋

eスポーツは現時点ではマイナースポーツであり、プロとして、メディアに出る者として、広報活動も非常に重要な業務の1つだと筆者は思います。

広報活動や営業、講演会等のゲーム以外の部分が、今後のプロ活動として大切な要素になるのは間違いありません。

プロライセンスについて

この記事を執筆している時点(2018/7月)では、日本のプロゲーミングシーンでは、プロライセンスは大きな波紋を呼ぶテーマとなっています。

なぜなら、現状ではプロライセンスを持たずとも、賞金を稼ぎ、各企業のスポンサードを受けて活躍しているプロが多数存在しているからです。

彼等はゲームの実力でコミュニティに認められ、大会などで優勝し世界への切符を自ら勝ち取っています。

現時点でeスポーツタイトルに参戦することにおいて、「プロライセンス」は必要ありません。

例外として、JeSUが定めたゲームタイトルのプレイヤーはプロライセンスの取得を義務付けられるかもしれません。※1

景表法や賭博法などの法的問題から、日本国内では大規模な賞金大会へのハードルが高く、まずは法整備、という観点からプロライセンスは必要という見方はあります。
ただし、法整備となるとeスポーツ以外の分野にも影響が出る大問題のため、近々での解決は難しいかもしれません。

※1.JeSUの定めたeスポーツタイトル
ウイニングイレブン2018
CoDワールドウォー2
ストリートファイター5(ARCADE EDITION)
TEKKEN7
パズドラ
ぷよぷよ
モンスターストライク
レインボーシックスシージ

参考リンク

プロライセンスって必要?
JeSU公式サイト

日本におけるプロゲーマーの実態

収入源について

スポンサーからの月額契約金

プロゲーマーはほぼほぼ、所属しているチームがあり、所属チームから月給を頂いている事が多いです。

契約内容により金額は上下し、実力や人気によっても変動します。

ストリーミングによる収益

現在ではTwichやYouTubeによるストリーミングや、投げ銭、広告収入が大きな収入源になっているプロゲーマーも少なくありません。

ファンはゲームを通じてプロのスキルやスタイルを間近で見る事ができ、プロはそこから生まれる収入でさらに環境を整える事ができるため、WinWinな収入源と言えます。

賞金

プロゲーマーである以上、目標を大規模大会に設定し、それに向けて活動している方が非常に多いです。

好きなタイトルの大会が高額賞金であれば、優勝した際の収入もべらぼうに高くなるものですが、国内のプロゲーミング市場では超高額な賞金を出すスポンサーがまだおらず、海外の大会に照準を定めているプロゲーマーが大多数でしょう。

順位 賞金額 タイトル&大会名
1st 総額27億円 ドータ2 インターナショナル2017
2nd 総額5億円 リーグオブレジェンド WCS2016
3rd 総額2億7500万円 ヘイロー WCS2016
4th 総額2億7500万円 コールオブデューティー XPCS2016
5th 総額1億7500万円 カウンターストライク WESG2017

上記表のように、海外の世界大会では圧倒的な賞金が報酬として支払われており、10台〜20台前半の年齢ながら、プロ野球選手並みの年俸を稼ぐ選手も実在しています。

プロ選手でも毎日沢山練習している

勝つために技術以外の部分が必要になる

ゲームが上手いだけではトーナメントで勝てない。多くのプロが揃って口にする言葉です。

各チームが技術レベルの高い人物を雇用し、サポートし世界を狙うこの界隈では、対面の相手は当然上手い人ばかりになります。
対戦ゲームであれば、対戦相手をスカウティングし、相手選手のスタイル、手癖、苦手な局面までもを分析、全ての状況に対応出来るように練習をします。

同様の事を両チームが行なった場合、最終的に勝負を決めるのはメンタルや、状況判断力になります。
メンタルはプラクティスだけで鍛錬する事が難しい部分でもあるので、高い緊張感をあえて作れるように、各プロゲーマーが試行錯誤しています。

スポーツジムで運動してからゲームをするプロも

日本最高峰のトッププロである「ときど」氏は毎朝のルーティーンとして、スポーツジムへ行き体を動かし、交感神経を刺激してからゲームをプレイしているそうです。

実際に大会成績が上がったとの事で、健全な肉体に健全な精神が宿るという事を証明しています。

参考リンク

ときど公式twitter

英語が理解できると強い

語学留学もあり

国内プロゲーマーは、ゲーミング市場の主流が海外な事もあり、多くの人物が国際舞台で活躍しています。

プロゲーマーを志望する方は、後学のためにも語学留学をしてみると後のブランディングや、セカンドキャリアの点から一歩有利になる可能性が高くなっています。

関連リンク

eスポーツとは?

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