eスポーツ参加にかかる費用について
お金はどのくらい必要?
プレイするタイトルによって天地の差が!
一口にeスポーツと言っても様々なゲームタイトルが存在しており、それぞれかかる費用にもかなりの開きが出てきます。
というのも、各ゲームが要求するプラットフォームや環境には、大きな差異があるためです。
しかしながら、趣味よりも競技としての側面が強いeスポーツでは、最高の環境でプレイすることがほぼ必須条件であり、普通にゲームするよりもワンランク上の機器を必要とされることは間違いないでしょう。
ゲームによって違うけど通常よりも良い環境が必要!と言う結論では内容があまりにも薄くなってしまうので、この記事では、一部取り上げた有名なタイトルを最高の環境でプレイする場合に必要な費用を試算し、総額を出して比べてみようと思います。
各ゲームタイトルで必要な金額の目安
PUBGをプレイしたい
PCの必要スペックはかなり高め
PUBGの公式推奨スペック | |
---|---|
OS | 64-bit Windows 7,8.1,10 |
CPU | Intel Core i5-6600K AMD Ryzen51600 |
メモリ | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 960 2GB AMD Radeon R7 370 2GB |
DirectX | Version11 |
ストレージ | 30GB利用可能 |
SteamのストアにあるPUBG推奨環境が上記のものになります。
要求スペックとしてはかなり高いもので、費用もその分高くなってしまうでしょう。
さらにPUBGはモニターの応答速度やリフレッシュレートもかなり重要で、おのずとモニターにかかるコストも高くなってしまいます。
逆に、ここまでのPC環境を揃えることができれば、大抵のFPSゲームは問題なくプレイ可能というメリットもあります。それどころか3〜4年は使用に耐えうるモンスタースペックであり、今後の新しいゲームが出てきた際にも安心できるでしょう。
全て揃えると22万円前後必要となる
PCで約18万円、モニターで約3万円、加えてその他マウスやキーボード、ヘッドセットといったデバイスでさらに費用がかかります。
コストとしてはかなり高い部類であり、気軽に始められるゲームとは言い難いタイトルです。
ただし、後から要求スペックの高いゲームをプレイしたくなってからでは遅いので、他のゲームをする人でも懐に余裕のあるならこのレベルのPCも選択肢にしておくと良いでしょう。
League of Legendsをプレイしたい
比較的軽めの要求スペック
LoLの公式推奨スペック | |
---|---|
OS | WindowsXP,Vista,7,8.1,10 |
CPU | 3GHz |
メモリ | 2GB RAM (WindowsVistaより新しいOSの場合は4GB以上) |
GPU | NVIDIA GeForce 8600M GT ATI Rageon HD 2600 |
DirectX | DirectX version 9.0以上 |
Adobe Air | 最新版Adobe Air |
比較的軽いことで有名なLeague of Legends。価格安めでもゲーミングPCであればぬるぬる動いてくれるでしょう。
ただし、競技シーンでの使用を考えるとグラフィックボードは搭載した方が安心かもしれません。
同じMOBAである《Dota2》も問題なく動くスペックです。
周辺デバイスにこだわっても15万円以内に収まる
GTX1060 6GBさえ積んでいれば動作に困りません。
大体10万円程度のゲーミングPCで十分なので、高めのデバイスで揃えても15万円以内で収まるでしょう。
上記で取り上げたPUBGと比べると、大分安上がりで済むタイトルですね。
クラッシュロワイヤルをプレイしたい
最新機種のスマートフォンなら問題なく対応
クラロワの公式推奨環境 | |
---|---|
RAM(Android) | 0.5GB以上 |
OS(Android) | 4.0.3以上 |
画像解像度(Android) | 800×480 |
OS(iPhone) | iOS 7.0以降 |
スマートフォン向けアプリということもあり、よほど古い機種でなければiPhone・Androidともにきちんと作動するはずです。
ただし、リアルタイムバトルにカクツキやラグは致命的です。
できる限り新しく、スペックの高い機種を使いましょう。
そこまでコストはかからない
スマートフォンさえあれば事足りるゲームなので、日常で使っているスマートフォンさえあればほぼコストをかけずに参入することができるタイトルです。
eスポーツシーンではかなり珍しい例ですね。
古い機種を使っている方は、これを機に最新機種に乗り換えるのもありではないでしょうか?
Hearthstoneをプレイしたい
ぶっちゃけ動きさえすればなんとかなるジャンル
Hearthstoneの推奨スペック | |
---|---|
OS | Windows10 64bit |
CPU | Intel Core2Duo(2.2GHz) AMD Athlon 64 X2(2.6GHz) |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 3GB以上利用可能 |
画像解像度 | 1024×768 |
軽いLoLよりもさらに軽いのがカードゲーム。
スマートフォンにも対応している上に、一瞬で画面の中の情報が動くことがないので、多少の遅延やカクツキも許容することができます。
環境を用意するのはかなり簡単な部類のゲームでしょう。
すぐ競技レベルでプレイするには数万円のゲーム内課金が必要
問題はゲーム内で使用するカードです。
不要なカードを消費して新しいカードを作ることもできますが、主なカードの入手方法はパックの購入になります。
カードゲームはカードがなければ何も始まりません。
長い時間をかければリアルマネーを使わずともカードを集めることができますが、eスポーツシーンにすぐ参加したい人は、初期投資としてある程度コストを割く必要が出てくるでしょう。
eスポーツ参入にかかる費用まとめ
気軽にはじめにくいゲームが多いのが現状
有名なゲームのほとんどがプレイにPCの購入を前提としてくるので、高額な出費が必要となるケースがほとんどです。
10万円、20万円は気軽に出せる額ではないので、購入の際はしっかり悩んでから決断しましょう。
なんのゲームでもいいからとにかく大会で活躍したい!という人は、低コストで参入できるタイトルから触れていくのも手だと思います。
特に、国内でも流行している《クラッシュロワイヤル》や《Shadowverse》は比較的初期コストが抑え目で、大会も多いので参入しやすいタイトルと言えそうです。